北調査委が遺骨・日本人妻で“攻勢”たたみかける (産経ニュース)

2014/10/29 大久保 0

【平壌=桜井紀雄】拉致被害者らを調べる北朝鮮の特別調査委員会幹部と日本政府代表団による平壌での会談は29日午前、2日目の協議が始まった。 先の大戦に絡み北朝鮮に残った日本人の遺骨問題が最初に取り上げられた。遺骨調査は北朝鮮が積極的な交渉姿勢を示してきており、具体的調査結果に触れて進展をアピールし、協議を優位に進めようとする可能性が大きい。  午前9時半前、外務省の伊原純一アジア大洋州局長をトップとし、厚生労働省担当者らからなる日本政府代表団が平壌中心部に設置された調査委事務所に到着。伊原氏らは一様に硬い表情のまま庁舎に入った。  調査委側は、副委員長の金(キム)明(ミョン)哲(チョル)国家安全保衛部参事や遺骨分科会責任者の金賢(ヒョン)哲(チョル)国土環境保護省局長のほか、調査に関わる学者ら計8人が出席した。 金局長は冒頭、「調査活動の内容と調査を通じて分かったことを通報します」と述べた。日本側に暫定的な調査結果を提示したとみられる。  協議開始直後には、同行記者団に当初予定されていなかった冒頭取材が許可されるなど「宣伝姿勢」を見せた。 遺骨問題に続いて先の大戦前後に北朝鮮に取り残された残留日本人や、朝鮮籍の夫らと北朝鮮に渡った日本人配偶者の調査について、分科会の責任者らが説明する予定。 日本人配偶者についても既に具体的な調査の動きが伝えられており、「遺骨」と「日本人配偶者」を軸に日本人調査に対する北朝鮮の積極姿勢を強調するとみられる。 午後以降には、全体の総括が行われる。日本側は28日に続いて最優先課題とする拉致被害者調査での疑問点をぶつける方針。代表団は30日に帰国し、調査委の説明を安倍晋三首相に報告する。

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