[第三次声明]朝鮮労働党創建70周年に際して

朝鮮労働党創建70周年を迎えて
今年は朝鮮労働党創建70周年という節目の年である。祖国光復
直後であった1945年10月10日から北朝鮮は、金日成を首領とす
る1人独裁体制基盤を築き、旧ソ連の全体主義体制を模倣する形
で政治を始めた。
これは正に暗黒の歴史ㆍ民族悲劇の歴史の幕開けだった。
当時の米国が朝鮮半島を占領し、民主主義という理念が定着し
ていたなら、今のような分断国家としての様々な問題は起きな
かっただろう。
今日わたし達は、金日成政権から今に至るまで金氏一族が成し
遂げた成果を振り返ってみたい。
まず金日成は、自らの権力基盤を固めるため、反対派勢力を
次々と粛清したほか、秘密裏に強制収容所を設けた。
その頃から住民に対する監視ㆍ統制がより厳しくなり、公開裁
判や公開処刑も頻繁に行われた。しかし、当時の国際社会は、こ
のような北朝鮮の人権弾圧を認知していなかった。
金日成の息子である二代目金正日は、先軍政治を掲げた。先軍
政治とは、 政治、経済、文化など、国家のあらゆる分野で軍が権
力を掌握ㆍ統制する政策であった。

当時、深刻な飢饉により300万人以上の住民が餓死する事態に
なったが、 金正日は食糧配給に取り組むことなく、先軍政治とい
う名の下で、核やミサイル開発に予算を費やした。つまり、核や
ミサイルで関係国を威嚇し、経済援助を受けることを体制維持の
政策として取り入れたのである。
3代目の金正恩も、先代の恐怖政治を踏襲することにより、権
力掌握を図っている。叔父である張成沢をはじめ、側近らを次々
と粛清しているが、それは住民や幹部らに体制に対する疑念を抱
かせ、かえって権力基盤の弱体化に繋がる。1日も早く封建主義
国家による恐怖政治を諦め、民生のための民主主義を目指さなけ
ればならない。
このような3代世襲による封建国家は北朝鮮しかない。これこ
そ民族の恥じであり悲劇でもある。朝鮮労働党創建は、国家発展
のために始まった歴史ではなく、金氏一族の権力維持のために始
まった不幸の歴史である。
2015年10月10日
関東脱北者協力会

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